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「日本特有の紙緩衝材」製造機 ロール状態の資材を緩衝材へ

(画像は公式サイトより引用)

包装・梱包に関わる資材、聞き、機械類の製造と販売を手掛けるネクサスエアーは、緩衝材の選択肢として新たな紙緩衝材製造システムを紹介した。特徴は、折り加工されていないロール仕様のクラフト紙、新聞更紙、国外では多く見られないラフ更紙(マガジン紙)を資材として利用できる点。同社は「日本特有の紙緩衝材」として訴求していく。

同システムは紙送り装置「PF-1」と紙緩衝材製造機「Paper EZ」を組み合わせたものだ。「PF-1」で紙送り時の抵抗をコントロールすることで、ロール状態の資材利用を実現した。

現在市場にある紙緩衝材製造機の資材は、ほぼ折り加工を施したクラフト紙で輸入品となる。製造機がロール状の紙を引っ張ると、テンションがかかりちぎれてしまうためだ。そのため資材が高価になる傾向があった。同システムは、加工前のロールを使用することによって資材コストを抑えることができる。

また、資材として多様なボーガスペーパーを利用できる点も特徴だ。従来、ラフ更紙と新聞更紙は、紙緩衝材製造機での利用には適さないとされていた。特にラフ更紙は、日本特有の文化である漫画雑誌で利用されている用紙だ。海外ではほとんど使用されず、紙緩衝材としては一般的ではなかった。同システムでは資材として選択でき、国産資材を使うことで日本のモノづくりにも貢献していく。

包装タイムス2023年1月1日・2日引用

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