バイオプラ配合ポンプを開発 美容液、ベースメイク容器に採用
(画像は公式サイトより引用)
アルビオンは、バイオマスプラスチックを採用した独自のポンプディスペンサーを開発した。8月に発売した「FLARUNÉ(フラルネ)」の美容液や「PAUL & JOE BEAUTE」のファンデーションプライマー容器に順次展開予定だ。
同社はこれまで、ポンプの外装部にはバイオマスプラスチックを採用していたが、素材の強度や耐久性などの課題から機構部(エンジン部分)に採用していなかった。そこで、原料や成形、品質の観点から研究を推進し、本格的な開発をスタートさせた。
バイオマスプラスチックとバルクの愛称をはじめ、ポンプディスペンサーの機能を満たすため、一つひとつの部品を0.01㍉単位で調整しながら管理しているという。
今回採用したフラルネでは、3種類の美容液に用いられている。成分内容やバルクが異なることから、3種類全てに対応できるまで試作と実験を繰り返し、実用化したとしている。
同社では、環境負荷低減への取り組みを推進するため、日ごろからバイオマスプラスチックの配合を検討。プラスチック使用量を大幅に削減することで、破損や容器が薄くなるという課題に加え、デザイン性や容器の強度、バルクの安定性、使用性の保持を満たす研究開発を進めている。
包装タイムス2022年10月17日引用