Report

特集記事

製造時から使用後まで環境配慮 植物由来PEのテープ

(画像は公式サイトより引用)

リンレイテープ株式会社より、新たな環境負荷低減テープが発表された。

その名も「バイオクロステープ#672N」。

テープ基材に、サトウキビなどの植物由来の原料を使用したバイオポリエチレンを配合。さらに製造時には無溶剤粘着剤を使用しており、作る段階から環境に優しい仕様だ。
また同じ使用用途とされる布粘着テープと比較し、燃焼時のCO2排出量・残渣量の値も低く抑えることができており、使用後まで欠かすことなく環境へ配慮した製品となっている。
粘着テープ製品としての使用部位のバイオマス度が10%を超えていることも、日本有機資源協会から認定され、製品の外装袋にはバイオマスマークが表示されている。

※公式HPの資料から引用

日頃何気なく、しかし確実に使用していく「テープ」から、環境負荷低減を目指す試みだ。
前述のとおり各部分で環境配慮した取り組みを施しながらも、その機能性は損なわれていない。強度や粘着力は従来のものと遜色なく、ポリエチレンクロス基材なので道具を使わず手で切ることもでき、安全性も確保されている。また実際に使用してみるとテープの透明度がきちんと保持されており、利便性の高い商品となっている。

こちらは同社が2022年よりスタートした環境対応製品ブランド「GREEN STYLE」シリーズの第一弾であり、他にも同様に、環境への負荷を考慮しながらも既存の機能性を損なわない商品が多数開発されている。今後さらなる環境低減商品が展開されていくことが期待される。

ご興味がございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。

包装タイムス2022年9月12日引用・参考