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食品包装用「セロテープ」

(画像は公式サイトより引用)

ニチバンが10月に東京ビッグサイトで開催される惣菜・デリカJAPAN2024で、弁当や惣菜の蓋を固定するセロハンテープ「フードパックテープ 長尺タイプ」を展示する。セロハンテープの主原料はセロハンに木材パルプ、接着剤に天然ゴムと天然材料が多い。同社では「セロテープでSDGsに貢献」を掲げ、食品工場からできる環境配慮製品として訴求していく。

展示する製品は500m巻の長尺製品。従来200m巻が多かった自動テープ貼り付け機用テープだが、天然素材ゆえに長尺すぎると製品が変形してしまうなどの課題を乗り越え上市した。自動テープ貼り機で使用するときに、テープ交換頻度を、200mと比較して約60%削減することができる。手作業用に向く50m巻もラインアップする。

手で切れる、という特徴もあり、その旨がテープに直接印刷されていて機能がわかりやすい。カラーは赤、白、緑の3色だ。同社主力製品「セロテープ」は発売から75年以上経つが、植物由来の製品という認知獲得は道半ばだ。セロテープもフードパックテープもバイオマスマークを取得しており、フードパックテープは70%が再生可能な生物由来の有機資源と認定されている。

このほどの展示は、包装機の製造販売などを手掛ける小坂研究所と共同で行われる。小坂研究所が製造する、弁当容器などをテープで自動サイド貼りをする「CS-800」やほかの「セロテープ」製品も併せて紹介し、生産性の向上やコスト削減などを実現していく。

 

(包装タイムス2024年10月7日より引用)