（画像は公式サイトより引用）

松浦産業は、野菜結束用平テープ「イケイケ紫」を5月に上市した。自社ブランド強化の一環として、食品用包装資材分野に参入する。

食品衛生法に準拠した原料・顔料を使い、適度な厚みで結束がしやすい。ほうれん草や小松菜など収穫から急速にいたみはじめる軟弱野菜の結束に適しており、濃い紫が野菜の紫をいきいきと引き立てる。仕様では、PE製、300ｍ巻・500ｇ。

同社では、「レコード巻」とも呼ばれる平テープについて、結束・荷物運搬向けのOEM製品のほか、これまで害獣防止用「来るなら濃いピンクテープ」、樹木被害対策や害獣被害対策用の生分解性「土、帰るテープ」といった独自の製品をラインアップしてきた。

「テープやロープは会社の祖業であり、原点」としており、今回の食品包装や農業分野に特化した製品は、原点を軸にした事業成長に向けに新たな展開であり、今後も積極的に進出していきたい考えだ。

このほどの「イケイケ紫」の上市と同時に、荷造りや梱包、農業用に兼用できる「シャインテープ レコード巻 470ｍ(ポリエチレン平テープ)」を、好みや用途に合わせて選べるよう、同社最多の20色展開を目指し、まずは14色での展開も開始した。この多色展開によって、今まで未開拓だった手芸用分野にも販路拡大していく。

（包装タイムス2025年5月19日より引用）