紙帯に変更で省スペース化
(画像は公式サイトより引用)
ベビー用品大手のコンビは、乳児向けおしゃぶりのパッケージをプラスチック製のブリスターパックから紙帯に変更して発表した。今回のリニューアルでパッケージのコンパクト化に成功し、ドラックストアなどの量販店での販売時、効率的に陳列できるようになった。
寝かしつけ用おしゃぶり「除菌のできるケース付 入眠ナビ」は、リニューアル前と比較して、梱包部分を10点から6点に削減。プラスチックから紙への包材変更で、樹脂使用量の削減にも貢献する。自立する形状でありながら吊下げにも対応するため、店舗の棚に合った陳列方法を選択できる。
同商品は寝かしつけのためのおしゃぶりとして好評のシリーズ。今回、電子レンジで簡単に除菌ができるケースをセットにして発売する。除菌ケースはカバンにぶら下げられるベルト付きで、持ち運びに便利な仕様となっている。
おしゃぶりは薄型軽量で、乳幼児の快適さにこだわった形状だ。
同社は「育児する人を支える、もう一つの手」をブランドバリューとする中で、消費者に好感を持ってもらえる仕掛けをパッケージに施すほか、製品を安全に輸送できる品質を維持しつつも部品点数の削減や樹脂使用量の削減に努めている。その一環として、昨年はペーパーフィギュアとして再利用できるパッケージを採用したベビー食器セットを発売した。
今後も資材の単一化に加え、廃棄・リサイクルしやすい設計のパッケージ作りに注力していきたい考えだ。なお同社はベビー用品・トイ事業に加え、育児環境支援事業にも力を入れている。
(包装タイムス 2023年11月27日より引用)