無包装のクラフトテープ発売
(画像は公式サイトより引用)
積水化学工業の高機能プラスチックカンパニーは、大量の梱包を手作業で行う顧客層向けに「クラフトテープ(無包装)№500」の販売を開始した。
同製品は、クラフト紙を基材としているクラフトテープから個包装を廃止したアイテム。「プラスチックの個包装からテープを取り出す手間や、廃棄物を削減したい」との要望を受け、ラインアップすることを決めた。
梱包用途として広く使用されているOPP基材のテープと比較して、紙基材のクラフトテープはプラスチック使用量を抑制し、Co2排出量も低減できるため、環境負荷低減に意欲の高い企業などに採用されているという。今回、個包装のパッケージを無くすことで、同社従来品の包装品と比較して、ピロー製造による年間約660㎏のCo2削減に貢献するとしている。
物流業・引っ越し業・事務作業など大量の梱包を手作業で行う現場で個包装の開封の手間や廃棄物の発生を削減できるが、同製品を含む同社のクラフトテープでは簡単に手で潰せる「エコ紙芯」を採用しており、手で潰して廃棄することでごみの体積削減にもなる。
入数は50巻で、大量の梱包作業が発生する現場に対応。外装箱には、同社テープ事業の、NSなどを通じて環境貢献の取り組み認知の活動を行う公式キャラクター「セキツムリ」をあしらった。同社は、クラフトテープの販売を通じて、環境価値の認知拡大を図るとしている。
(包装タイムス2024年8月19日より引用)