水で貼るサーマルテープ
(画像は公式サイトより引用)
大阪シーリング印刷はこのほど、環境配慮型製品「水貼りサーマルテープ」を開発した。今秋には、段ボール封函機用の包装機の完成も予定しており、貼り機と合わせて物流資材の新たなソリューションとして販売提案に力を注ぐ。
水貼りサーマルテープの粘着面には、水に反応するアクリル樹脂不使用の糊を採用した。基材は非シリコーン塗工のサーマル紙を使用。「印字ラベル」と「封緘テープ」の二つの役割を一つのアイテムで果たす仕様とし、印字や筆記が可能なうえ、被着体に貼ったままでもリサイクル可能としている。
同社は、水貼りサーマルテープを使用することでコスト削減に役立つ点も強調している。例えば剥離紙がない分、廃棄物や廃棄コストの削減に寄与。巻量が増え、作業時の交換頻度の減少にも貢献するとし、輸送と保管スペースの節減および、作業効率改善にも役立つとしている。
また商品ごとに外箱に印字すれば、無地箱に貼ることで資材の共通化が図れ、コスト削減にもつながる。
今秋には、段ボール封緘用の包装機の発表も予定しており、物流分野が抱える人手不足の課題解決や作業効率の向上に貢献する考え。
(包装タイムス2024年7月15日より引用)