気泡緩衝材など素材に作品化
(画像は公式サイトより引用)
クリーマは、青森ねぶた祭で破棄される山車、“ねぶた”の和紙をアップサイクルした作品を同社特設サイト限定で販売した。作品ラインアップの中には気泡緩衝材と牛乳パック、そしてねぶたの和紙をアップサイクルした作品も並ぶ。本来破棄されるものに価値を見いだす動きは、消費者でも広がっている。
同社はクリエーターと消費者が作品を直接売買できるプラットフォーム「Creema」を運営する。同サービスに登録するクリエーターから、破棄されるねぶたの和紙を利用した作品アイデアを募集したところ、100点を超える応募があった。このうち24点が商品化され、販売されている。
ねぶたの和紙から作られたオリジナル製品は、アクセサリーやスマホケース、バッグと多岐にわたる。特に、牛乳パックのアップサイクルを専門的に手掛けるクリエーターの作品「ねぶた和紙と豆乳パックのバック」は豆乳の紙パックと和紙、そして使用済みの気泡緩衝材を熱してシート状に加工した素材から作られている。廃棄されるはずだった素材が持つ特性が生かされている。
同社はこのほどの取り組みを、日本の祭とコラボレーションしたアップサイクル企画第一弾として、今後は高知のよさこい祭り、秋田の竿燈祭りでの実施が決定している。
(包装タイムス 2023年11月27日より引用)