手が汚れない?! ピザBOXのエコな仕掛けとは・・・?
(画像は公式サイトより引用)
オリエンタルランドは、ディズニーリゾート内のピザ専門店「キャプテンフックス・ギャレー」で紙容器を使った、40周年スペシャルセットを発売した。食べ終わった後にフィルムを剥がすことで、再び古紙にリサイクルすることができる。また、剥がしたフィルムでピザを包むことで、手が汚れにくいという。
同商品は、再生紙で作られたピザボックスに薄いフィルムを貼りつけている。食事後は、紙とフィルムを分別回収することで紙の再生が可能。また、回収するための案内をレストランの店内やトラッシュカン(ごみ箱)に配置し、紙とフィルムの分別回収を周知している。デザインは、40周年のディズニーパーク全体の祝祭感に合わせ、40周年のモチーフであるガーランド柄にしている。
同社は、グループの設定する8つのマテリアリティの1つである「循環型社会」について、パークでの飲食体験を通じて体験できるよう検討を進めている。その中で、環境への貢献のみならず、ピザを食べる際にどうしても手が汚れて困ってしまうシーンを減らしたいとの思いから、飲食時に汚れてしまいやすいピザを対象にして開発したという。
導入後の反響として、40周年連動デザインであることの喜びや、手が汚れなかった、紙ナプキンの使用量も減らせ、剝がした後のスッキリ感が心地よいといった声があった。一方で、ボックスの使い方があまり浸透していないこともあるため、1人でも多くの人が気づき参加することで、リサイクルの質を上げることを体感してほしいという。また、今回の工夫のような「分ければ資源」であることへの気づきにより、パーク以外のシーンにおいてもその心持ちで行動に結びつけるきっかけとなればいいとした。
(包装タイムス2023年9月4日より引用)