店頭作業を効率化
2921年3月29日包装タイムス引用
某ケースメーカーは、TOKYO PACK2021で、リテールレディパッケージング(RRP)システムの最新モデル「NSD」(New Smart Display Packaging)を初公開した。
3機種で5形態を製造可能で、小売店のさまざまなニーズに対応する。
同システムは、全ての段ボール箱の開口部をトップオープンに統一し、カッターなどを使わずに開封できる形状を採用。
また、フロントパネルとサイド側には商品のコピーなどを入れることで、POPとして使用できる。
タイプは3種類で、「NSD1」は、包材使用量の最小化と1アクションで開封できる効率性を特徴とする。
ラップアラウンドケースに近いシンプルな構造で、トレーとカバーを1ピースで構成。
冷蔵・冷凍食品や軽量商品など、積み上げ陳列をしない商品での活用を想定している。
「NSD2」は、比較的軽量の商品を積み上げできる形態を提供する。
トレーと蓋の2ピースで構成され、開封しトレーの状態で陳列する。
専用のNSD2包装機では「NSD2-90」の製造も可能。
袋ものの商品は、輸送・保管時には商品の破損を避けるため、箱の中で商品を平積みすることが多い。
この場合、店頭陳列時に商品を入れ替える作業が必要になるが、NSD2-90はその手間を省略できる。
「NSD3」は、四隅に三角柱構造の支柱を設け、重量物の積み上げに対応した形態。
トレーと蓋の2ピースで構成され、トレー部に設けた三角柱は、解体時に平らになる設計を施している。