使用済み容器を再資源化
(画像は公式サイトより引用)
ネスレ日本は、日本相撲協会(八角理事長)と協業し、大相撲の開催中に両国国技館で回収した「ネスカフェ」の使用済み紙パッケージをアップサイクルしてタオルハンカチを制作し、墨田区に寄贈した。このタオルハンカチは、墨田区在住の子どもに保護者を通じて贈呈される予定。
タオルハンカチの素材には、資源の再生事業に取り組むアップサイクルが展開するプロジェクト「TUMUGI」の紙糸が使用された。
このプロジェクトは使用後の紙資源や間伐材を紙糸に再生するというもので、今回、使用済み紙パッケージを材料に紙糸を再生した。軽量性や吸放湿性優れており、天然素材の肌ざわりと自然な色合いに特長がある。
今回素材として使用された。パッケージは、紙製詰め替え容器「ネスカフェ エコ&システムパック」で、大相撲売店とプレミアムシートから回収した物。 ビンやコーヒーメーカーに簡単に詰め替えられる容器で、キャップや漏斗部の脱プラやアルミ箔不使用など、環境に配慮した容器となっている。
同社は2025年までに、バージンプラスチックの使用量3分の1削減と、プラスチックパッケージの95%以上をリサイクル可能な設計にするを目標に掲げている。ブランドのメッセージを伝える特設サイトを設けるなど、サステナビリティを重視した事業運営の訴求を強めている。
(包装タイムス2024年3月25日より引用)