サツマイモの輸出段ボール箱~ペントアワードで金賞~
(画像は公式サイトより引用)
レンゴーは、世界的パッケージデザイン賞「Pentawards(ペントアワード)2023」の食品部門で金賞を受賞した。同アワードは、パッケージデザインに特化した世界で最も権威のあるコンペンションとされ、2007年から毎年開催されている。今年は英国ロンドンで授賞式が行われた。
受賞対象は、海外で需要が高まる「日本産さつまいも5㎏輸出用ケース」Wismettacフーズ、東京青果、野村総合研究所と共同開発した。輸出用拡大の実証事業で使われる段ボール箱のため、二つの機能が求められた。
一つ目はトレサビリティで、箱ごとに異なる2次元コードをデジタル印刷し、日本および現地の関係が読み取り、出荷と着荷時の中身の状況を比較確認できるようにした。二つ目は「日本産」を強くアピールすることで、日本文化の象徴といえる漫画をモチーフにデザインを行った。
さらに同部門では、名糖産業と共同開発したヴィーガン認証取得済みの「キャンディUS CAN(アスキャン)」も入選を果たした。紙パッケージのクラフト地を生かし、地球や動植物のシンプルなピクトグラムで環境配慮を表現。水性フレキソ印刷により、環境への負荷低減も図ったという。
(包装タイムス2023年12月4日より引用)