プラ削減量3.8t目指す
(画像は公式サイトより引用)
和菓子メーカーのたねやは、容器包装に関するプラスチック使用量削減に力を注いでいる。
中でもプラスチック容器の見直しに着手しており、昨年6月には「たねや寒天」の容器をアルミ樹脂複合食品容器「アルミック缶」に変更。その後、「生羊羹」に続き、今月発売の夏商品「トマトゼリー」「ブルーベリーゼリー」「清水白桃ゼリー」の容器もアルミック缶に切り替えた。「今回の変更で、プラスチック削減量3.8tを目指す」(担当者)としている。
アルミック缶は、レゾナック・パッケージングが製造販売する食品容器。アルミニウム箔と樹脂シートを貼り合わせた構造で、バリア性、長期保存性、易開封性などを兼ね備えている。発売から30年以上の歴史を持つ容器で、コンビーフや介護職、防災食にも採用されている。
アルミック缶への切替えについてたねやは、「アルミ容器はプラスチック容器に比べてコストはかかるが、環境負荷の低減や消費資源削減のために推進すべきこと」とコメント。また、容器の統一により商品輸送時に使用する段ボールのサイズや入数を見直し、紙資源使用量の1.5t削減にも取り組む。
(包装タイムス2023年4月10日より引用)